レンジで字が消える!というYouTuberの動画を真似して死にかけた子供がいるそうだが・・・
YouTuberの真似をして死にかけた?
今日何気なくネットサーフィンをしていて見かけた記事なのですが一番インパクトが
あった記事がこちら
無事お子様は助かったそうだがなんとも言えないような気分になった記事です。
これを機会にネットリテラシーについて少し考えてみたので記事にしたいと思います。
問題の記事の内容まとめ
まずレンジで字が消える動画をご覧ください。
ここで今回ノートを焦がしてしまった保護者の言い分が以下のようになっています。
- フリクションペンで書いたノートを電子レンジで温めて消えるというのは当たり前
- 動画タイトルではフリクションペン以外も可能と解釈できる(誤解が生まれる)
- 電子レンジで加熱する危険性に関する説明が一切ない。
- 親と一緒にやるべきという主張がない
- 実験条件がない
- 電子レンジ本来の用途以外の使用方法を薦めているのはいいのか
この事件の問題点
さて、今回のような事件は動画配信者側、視聴者側(本事件の子供)には一切の罪はな
いため、善悪の判断は倫理の解釈によって異なってしまいます。確かに動画配信者は全
く注意喚起を行っていませんが個人の実験動画を公開する程度の話でしたら裁判を行っ
たとしても視聴者は勝てないと思われます。従って、注意喚起どうこうというのは然程
重要ではないということです。(勿論、注意喚起はあったほうが良いが子供相手に高い抑止力は見込めない)
今回の事件で本当に注意しなくてはならないのは
- 小さな子供では危険性を理解できない
- 子供のネットの使い方
- 子供が電子レンジを自由に使える環境が正しいことなのか
- 実際に事件が起こってしまった場合、責任の所在はどこか
以上に注目して意見したいと思います。
子供はエントロピーの高い存在である
まず最初に言いたいのは、今回の事件の張本人であるお子さんを怒らないでほしい。子
供というのは注意喚起があったとしてもやってみたいことはやってしまうし、後先考え
ず行動してしまうものです。私も6歳の時、冬に服が冷たかったのでレンジで暖めたら
燃えてしまったという経験があり、レンジの危険性など全くわかっていなかったし、レ
ンジの仕組みなどは大人でも文系の方だと理解できないのではないかと思います。ガス
コンロなどは火が目に見えていますが、レンジは目に見えないので子供に理解させるの
も難しいものです。こればかりは親が注意して見守る、レンジなどの危険性の高い機器
の使用の制限をするなどの対応が必要であると思います。
ネットの使い方を考える
YouTubeに限った話ではありませんがネットの記事、動画、画像には誤った情報、嘘の
情報が大量にあります。2ch創業者のひろゆき氏の有名発言にもあるように「嘘を嘘
と見抜けないと掲示板(ここではネットとします)を使うのは難しい」というのが真っ
先に思い浮かびました。基本的に小さな子供、教養のない人間には難しいことなので誰
かしらの管理が必要であるのは間違いありません。今回の場合、子供の親がその役割を
果たさなければなりませんでした。
事件を未然に防ぐ対策案
今回の事件を防ぐためには以下のような対策が必要だと思います。
- 子供に火器、刃物などの危険となりうる物をひとりで使わせない。
- ネットが悪いのではなく、正しい情報か、有益な情報か判断できるような教育を行う。
- 子供の教養を高める(小学生3年にもなれば理科の実験で火器を使用し始める。燃える物、燃えない物は理解できる。)
上記を達成するのは簡単ではありませんが、これだけ気をつけていれば火事まで発展することはないと思います。